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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の見どころ

タラ先輩リー先輩のその描写そりゃねーよ!

タランティーノ監督の
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
オチはここでは言いませんが
レオナルド・ディカプリオの落ちぶれ役と
ブラットピットがかっこよく描かれていて
タランティーノ(以降タラ先輩)の作りたいことをしている作品だなとは思った。

ものづくりをしている人はこういった自分の好きなことを仕事にしていることは憧れるし、クリエーターのファンも多い。

タランティーノ「俺、映画界のの壊し屋だから」と
他がやっていない描写をしようとしているのは好きなんだけど
あの有名なブルース・リーを口だけ番長のチンプな俳優みたいに仕立てて
更にボッコボコにされちゃう。
もうブラットピットが軽くぶん投げちゃうほどボコラれちゃう。
タラ先輩ってブルース・リー嫌いなの?

ブルース・リーの娘であるシャノンさんは
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で
「彼(ブルース・リー)は白人中心のハリウッドで常に厄介者扱いをされてきましたが、まさにクエンティン・タランティーノの映画でも同様の扱いを受けているのです」
あーあ怒らしちゃった
怒らしてなんぼの炎上YouTuberと同じ発想なんでしょうか?

ワンチャンスあんぽんたんタイム

ワンスアポンアタイムの意味だけど
ワンス・アポン・ア・タイム (once upon a time)から始まるおとぎ話も多く
日本語では「昔々」の意味。
日本昔話みたいにあったかもしれないし、フィクションかもしれないというのを
ワンスアポンアタイムという言葉に含めている。

だからこれからタラ先輩の作り話のはじまりはじまり〜って
ことの面白さですよね
タラ先輩の得意の
ワンチャンスあんぽんたんなタイム
なんですね

ドリフ大爆笑のもしもシリーズと同じ
「もしもこんな銭湯があったら」

「もしもブルース・リーがこんなに弱くてボコられキャラだったら」
もはやお笑いのネタにされてしまっています。

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「考えるな感じろ(Don’t think. FEEL!)」という言葉は間違つても「勉強するな、感じろ」ではないリー先輩さーせんでした。

昔、会社の上司がブルースリーを尊敬している方で
なんか言いたかったんだろね
決断できなかったり、迷っていると
あの名作『燃えよドラゴン』の言葉
「考えるな!感じろ」ってよく言われた
会社辞めたいことを相談したら
「考えるな!感じろ」って
また言われて
「辞めたいと感じました」と答えたら

「もっとよく考えてから行動したほうかいいよ
一応、預かっておくから
よく考えてみて」

「辞めたいと感じました」
「あっそ」
と言われ
その後その言葉はリー先輩の言葉だと知りました。

考えるな、感じろ。
考えすぎの自分はこの言葉に出会い
すごく楽になれたし、それを人生のモットーとしてた
最初は考えるなの部分に頼りすぎて
勝手に
勉強するな、感じろ。
って勝手に解釈。
もちろん間違ってました。

この言葉その後の続きが大事なんですね。

それは月を指差すときの指のようなものだ。指に気を取られてはいけない。さもないと栄光を見失ってしまう。

月を指さすときの指 :目の前の小さい本質を忘れて感情に振り回されてしまう不要なもの
月:本質である大義とか人生の大事なもの

って意味なのかなぁと
リー先輩さーせん!

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ボコられリー先輩を見て石川啄木「たわむれに」を思い出す

だから『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に話を戻すと
許せないんですよ。
リー先輩がボコられるの。
そのボコられシーンを見て
ふと思い出してしまったんです。
石川啄木「たわむれに」を

ふざけてお母さんをおぶってみたら、そのあまりの軽さに涙がこぼれて三歩も歩けなかった

という啄木先輩の短歌なんだけど
私はリー先輩への短歌が浮かびましたね。

今日
月にむからって
郷ひろみよりでっかい声で
「リー!」
って叫んでみます(古い)。